inu-inuOTのブログ

作業療法士国家試験を受ける予定の学生さん、いっしょに学びましょう!

上腕義手、適合判定。

上腕です、前腕ではありません。

 

適合判定に関しては、角度(数字)が出てきますので、出題者としては問題を作りやすいと考えられます。問題は、「義肢装具のチェックポイント」という教科書から出題されているようです。筆者が持っているのは、臙脂色のものです、110ページの図などがそのまま出題されていると思われます。

 

上腕能動義手のチェック項目におけるポイントは?

 

☆肘の能動屈曲可動域が、最大屈曲させて135°以上確保されている(肘屈曲ROM参考可動域は145°です)

 

☆肘90°屈曲位で、ケーブルの効率が50%以上の伝達効率

 

☆口元あるいはズボンのチャックの位置で、手先具を最大に開かせた時、手先具単体の最大開き幅の50%以上

 

☆引っ張り荷重下で、断端と義手のずれが、2・5㎝以内

 

ですね。上記で紹介した内容は、5の倍数で仕上がっています。この数字の他にも、何の評価をしている図か、ロックアンロック操作時は肩甲帯をどう動かすか、という点が過去に出題されています。教科書でチェックしてみてください。一度体験用義手を使うと頭に入りやすいですよ。