inu-inuOTのブログ

作業療法士国家試験を受ける予定の学生さん、いっしょに学びましょう!

Zancolliのレベル、脊髄損傷。

ザンコリーとエーシア、えーっと、どっちがどっちだっけ?

 

授業中、あるいは試験中に悩んだことはあるのでは無いでしょうか。どちらも脊髄のレベルについての分類ですが、国試ではどのように問われるのか?まず、「この分類はASIAでしょうか、Zancolliでしょうか答えてください」というような問題は出題されませんのでご安心を。

 

ただし、ZancolliとASIA、どちらも習っていることを逆手にとって、学生を混乱させるような問題が出ます。

 

この記事をお読みの皆様はもう察しがついているかと

思いますが、例のあの部分のことですね。

 

同時にZancolliとASIAの表を比べれば、相違点がみれるのですが、あえて片方だけご説明して、そちらをまず頭に入れることで試験中の混乱を軽減するようにしていこうと思います。

 

それでは、Zancolliについてですが、上肢の筋の機能について取り扱っています。初歩ですが、この点をまず頭に入れて下さい。分類は、C5A〜C8BⅡまであります。

 

☆C6BⅢは、上腕三頭筋・円回内筋・橈骨手根屈筋が効いている。背屈も十分。

 

ここを基点として下さい。ここから上下のレベルを頭に入れるようにしましょう。学校の試験、国試、業者模試含め、出題頻度が高いのでぜひ。

 

ミソは三頭筋が効いているという点です。

 

☆C6BⅢは、プッシュアップ可能、側方移乗可能。

 

50回午前11をご参照頂きたいです。座薬使用のための自助具と、使用時の姿勢について表現されていますが、これは図の動作を分析するだけでは回答は困難になっています。文章の情報を読み解く必要がありますが、ここで役立つのが上記のポイントです。

 

三頭筋!側方移乗!頭に刻めたでしょうか。